H25.11.17_【後編】今年最後のキノコ狩り
クマの足跡にビビらされたので、採り場まで足跡が続いていたら帰ろうということになった。
この採り場は一人で来てはいけない採り場だと思った。
恐らくクマは我々二人のことをどこかで見ていたと思う。
時々ガサガサと竹藪の中から聞こえてくるし、クマ独特の臭いも近い気がする。
一説によると、クマは人間が1~2人の時は威嚇したり襲ってきたりするが、3人以上の時はだいたい逃げていくのだという。
Y師匠がいい体格をしているおかげで2人でも襲われずに済んだのか…。
クマの足跡を避けて採り場に行こうと、クマの足跡から少しずれて歩くが、数十メートルでまたほかのクマの足跡と合流してしまう。
一体何頭のクマがいるというのか…。
採り場に向かう途中で、前回は何も生えていなかった倒木を覗く。
2週間前は何も生えていなかったのに、なんと、ムキタケがたくさん出ていた。
半分雪に埋もれていたナメコ、ブナシメジも発見!
幸先の良いスタート。
これなら楽勝と思い、採り場に向かったが、最初の採り場が雪に埋もれてしまい、倒木を掘り起こす。
雪の中には天然冷凍されたナメコがあった。
このまま我々が採らなければこのまま春を迎えることになるのだろう。
前回この採り場を見ておいてよかった!
次の採り場は小さい5ミリほどの粒ナメコが群生していた倒木。
粒のまま腐った個体をこれまで何度も見てきているので、そうなっていなければいいな…とY師匠とともに近づく。
するとどうであろう。この状態!!
「今年は外れがないねぇ」Y師匠も満足げである。
まだ小さい粒もあり、もう1週間後に来ても追加採取できると思う。
ただ、これ以上雪が降ってしまうと倒木が完全に埋まってしまい、探すのも掘り起こすのも苦労しそう。
ということで、結構な良を採取して、下山し、温泉に入った。
今年は春のエノキダケから始まり、マイタケ、ムキタケ、ナメコと好きなキノコは全て採ることができた。
そして調子に乗り、来年のカレンダーには早くも「9月下旬松茸」と書かれている。
そう上手くいくモノか(笑)
※今回のナメコは醤油ベースでいただきました!