白子森造のブログ

①山に行って楽しむべし、②温泉で身体を休めるべし、③しょっぱい食べ物で塩分を補給すべし、④家に着いたら昼寝すべし。是、究極の休日の過ごし方成り

秋田県内におけるクマの人身被害(2019)

R01.11.20

クマに襲われ、猟友会2人重軽傷

 20日午前6時頃、鹿角市十和田大湯の温泉宿に宿泊していた男性が庭に体長約1mのクマがうずくまっているのを発見。従業員から通報を受け、地元猟友会4人、市職員4人、署員11人が現場に駆け付けた。

 クマはしばらく宿の敷地内にとどまっていたが、同8時頃から宿の北を流れる大湯川に沿って西に移動。一行は、国道103号線で注意を呼び掛けながら追い払っていたが、見失った。

 すると、川近くの住宅街の駐車場からクマが突然飛び出し、79歳男性に覆いかぶさった。署員らが棒で叩くなどすると、クマは川の方向に戻り、茂みで警戒していた66歳男性を襲った。66歳の男性は右手の人さし指と中指をかみちぎられ、79歳の男性は頬などに傷を負った。

 2人は病院に搬送されたが、いずれも命に別条はない。なお、現場から約240m西の河川敷の茂みでクマは射殺された。

 

R01.11.06

里の雑木林でクマに襲われ重傷

 6日午後3時頃、八峰町峰浜の塙川堤防付近の雑木林でキノコ採りをしていた男性(72)が、体長約1mのクマに襲われ、頭を引っかかれ、顔面裂傷、脳挫傷などの重傷を負った。現場周辺は、散歩コースで、峰浜小学校から南、八峰中学校から西にそれぞれ約1キロ。

 

R01.10.31

クマに襲われ両目を失明、頭の骨を折る重傷

 31日午後8時頃、秋田市添川の住宅街で、帰宅した男性(46)が自転車を自宅敷地内に止めたところ、突然クマに襲われ、両目を失明したほか、頭の骨を折るなどの重傷を負った。現場は、旭川小学校の北約1.7キロの住宅街。東側は山林になっている。

R01.10.31記事②

 10月31日午後8時ごろ、秋田市添川の派遣社員の男性(46)から、自宅敷地内でクマとみられる動物に襲われたと119番通報があった。秋田県警秋田東署によると、男性は頭蓋骨(ずがいこつ)が折れたほか、両目を失明するなどの重傷を負ったという。

 署によると、男性は自転車で帰宅した直後、「敷地内のかげから出てきた黒い動物のようなものに、いきなり襲われた」などと話しているという。

 現場はJR秋田駅から北に約4キロの閑静な住宅街。約500メートル先には温泉施設もある。署は付近の住民に注意を呼びかけている。

R01.10.31記事③

 10月31日午後8時ごろ、秋田市添川地ノ内の派遣社員、古田達也さん(46)が自宅敷地内でクマに襲われた。古田さん自ら119番通報、市内の病院に搬送されたが、両目失明と頭蓋骨骨折などの重傷を負った。命に別条はないという。

 秋田東署によると、現場は山林に面する住宅街。帰宅した古田さんが、自転車を置いて玄関に向かった際に、山側の物置の陰からクマが襲い掛かったという。署員が駆け付けたが、既にクマはいなくなっていた。

 同署が警戒を呼び掛けている。県も1日、緊急対策会議を開いた。

 

R01.10.05

キノコ採り、クマに襲われケガ

 5日午前10時50分頃、由利本荘市鳥海町の山林で、男性(60)がキノコを探して歩いていたところ、前方のヤブの中から、体長70cmほどの子グマ2頭が現れ、このうち1頭に引っ掛かれ左太ももにケガを負った。大声を出すと、ヤブの中に去ったという。

 

R01.10.03

キノコ採り、クマに襲われケガ

 3日午後4時45分頃、鹿角市花輪の山林でキノコ採りをしていた男性(81)がクマに襲われ、顔にケガを負った。現場は花輪高校の東約3キロ。市は事故を受け、現場近くに注意を呼び掛ける看板を設置。

 

R01.09.25

 散歩中の男性、クマに襲われけが 五城目町の国道285号

 25日午前5時20分ごろ、秋田県五城目町上樋口字沖の国道285号で、歩道を散歩していた同町の男性(69)がクマに襲われ、頭と左腕に軽傷を負った。

 五城目署や町消防本部によると、男性は北秋田市方向から秋田市方向に散歩中、東側の田んぼから現れた体長約1メートルのクマ1頭に襲われた。頭を引っかかれ、左腕をかまれたと家族に説明しているという。通り掛かった車に乗せてもらい約500メートル離れた自宅に戻り、息子が119番した。

 現場は田んぼに囲まれた直線道路。町の中心部で、近くには五城目高校や商業施設、町役場がある。

 また、午後8時10分ごろと55分ごろには、それぞれ現場から数百メートルの地点でクマ1頭が目撃されており、同署は同じクマの可能性もあるとみて注意を呼び掛けている。

 日中、現場近くで農作業をしていた佐藤喜代蔵さん(78)は「町内の国道上にクマが出たというのは初めて聞いた。気を付けたい」と驚いた様子。商業施設で買い物をしていた同町の小玉千恵子さん(80)は「交通量の多い場所に現れるなんて怖い。クマが生活圏に潜んでいるように感じる」と話した。

 このほか、県内では18日からの8日間で、鹿角、仙北、由利本荘の3市でクマによる人的被害が3件発生し、男性3人がけがを負っている。

 

R01.09.21

クマにかまれ登山中の男性けが 鳥海山猿倉口ルート

 21日午前7時20分ごろ、秋田県由利本荘市鳥海町猿倉の鳥海山猿倉口ルート7合目付近で、登山中だった同市の男性(73)がクマに襲われて頭や背中、腕などにけがを負った。市内の病院に搬送されたが、命に別条はない。
 由利本荘署や市消防本部によると、男性は午前6時半ごろ1人で登山を始め、ルート上で体長1メートルほどのクマ2頭と遭遇した。後ずさりして逃げようとしたが、近づいてきたため頭を抱えてうずくまったところ、かまれたという。男性は自力で下山し、車を運転して午前9時ごろ同署矢島幹部交番に届け出た。
 本荘山の会の荘司昭夫会長(78)によると、猿倉口ルートはクマの生息地域に近い。「クマが食料を求めて動き回る今の時期、登山者もクマ対策は絶対に必要」と話している。


R01.09.20

花輪一中生徒がクマ被害、鹿角市教委などが注意呼び掛け

 19日夜に秋田県鹿角市の花輪第一中学校の3年生の男子生徒(15)が下校途中にクマに襲われ、軽傷を負った事故を受け、市教育委員会職員と鹿角署員が20日、登下校時間帯に通学路に立って生徒を見守り、注意を呼び掛けた。県によると、県内で未成年者がクマに襲われ、けがをするのは2014年以来5年ぶり。中心市街地の学校近くでの人身被害に関係者の衝撃は大きい。市教委などは当面、警戒を強化し安全確保に努める。

 鹿角署によると、男子生徒は19日午後6時40分ごろ、1人で学校脇の山林内の階段を下りていたところ、クマと鉢合わせし、覆いかぶさられ左耳をかまれた。大声を出すと、クマは山林に去った。

 花輪一中は高台の上に校舎があり、周囲を林に囲まれている。現場の階段は幅1・8メートル、長さ70メートル。市が整備し、学校敷地と東側の県道・田山花輪線を結んでいる。市教委によると、全校生徒267人のうち、県道沿いの住宅街などから通う生徒約70人が登下校に使用していたという。

 20日、市教委が同校の登校時間を午前7時40~50分に限定し、この時間帯に職員ら約20人が通学路に立った。同校は8時半から全校集会を行い、市の担当者が「クリの実が食い荒らされたような跡がある場所には近づかないように」と呼び掛けた。午後2時頃の下校時間帯には、現場近くの歩道を鹿角署員が生徒に付き添って歩いた。

 2年生の女子生徒は「やっぱり怖い。最近は日暮れが早く、部活が終わる頃には暗いので、普段からライトを持ち歩いている。これからも1人で歩かないようにしたい」と話した。

 市は同日、市役所で鳥獣被害防止対策協議会を開催。県、鹿角署、消防、猟友会の関係者ら約20人が出席し、男子生徒が襲われた状況や現場の階段を当面通行止めとすることを確認した。出席者からは、階段周囲の見通しを良くするため、地権者らと協議しながら下草を刈るべきだとの意見も出た。

 市教委の成田勇信学事指導管理監(54)は「市街地で被害が出たことを重く受け止めている。保護者や関係機関と協力しながら、二度と被害が起きないよう全力で取り組んでいく」と話した。

 県自然保護課によると、2014年6月、大館市比内町中野の河川敷で、80代の曾祖父と散歩中だった近所の男児(5)が、突然現れたクマに首や腰などを引っかかれて軽傷を負った。

 

R01.09.19

クリ拾い中、クマに襲われ84歳男性けが 仙北市の山林

 18日午後2時ごろ、秋田県仙北市角館町雲然田中の山林で、近くに住む男性(84)が体長約70センチのクマに襲われ、左の手のひらに軽傷を負った。男性は自力で下山して市内の病院を受診した後、仙北署に届け出た。
 同署によると、男性は所有する山林でクリを拾おうと入山した直後、クマと鉢合わせし、驚いて尻もちをついた。クマが覆いかぶさってきたが、手で払いのけると去って行ったという。
 現場は同署の西約1・2キロで、近くの民家まで約100メートル。

 

R01.08.29

畑見回り中、クマに襲われる 北秋田の男性けが

 28日午後8時ごろ、北秋田市小又字平里の畑で農作物を見回り中の近所の男性(77)が体長約1メートルのクマに襲われ、両足にけがを負った。自分で車を運転して市内の病院を受診し、軽傷とみられる。
 北秋田署によると、男性が持っていた傘を振り回したところ、クマは山林へ去った。体長約50センチのクマもおり、親子連れとみられる。現場は秋田内陸線阿仁前田駅の南約1キロで、男性宅から約50メートル。

 

R01.08.18

クマに襲われけが、ドクターヘリで搬送 北秋田市で草刈り中

 18日午前8時半ごろ、秋田県北秋田市坊沢字大野宮後の畑で、草刈りをしていた近所の会社員男性(60)がクマに襲われ、頭や顔、腕にけがを負った。重傷とみられる。

 北秋田署によると、男性は自身が所有する畑に車で向かい、1人で作業している際にクマに襲われた。自分で車を運転し、市内の病院を受診。けがの程度が重いため、ドクターヘリで青森県弘前市の病院に搬送された。搬送時に意識はあったという。

 現場は大館能代空港の西約3キロの山林に囲まれた畑で、近くの民家まで約500メートル。署員が駆け付けた時、クマは立ち去っていた。

 人身被害の発生を受け、県は19日、北秋田市の県北秋田地域振興局で緊急対策会議を開き、市や警察、猟友会などと今後の対応を協議する。

 

R01.08.14

新聞配達の女性、クマに襲われけが 大仙市太田町

 14日午前3時半ごろ、秋田県大仙市太田町太田の民家敷地で、新聞配達をしていた美郷町の女性(68)がクマに襲われ、頭部や顔面などにけがを負った。命に別条はない。
 大仙署によると、女性がこの民家に新聞を届けようと、郵便受けのあるビニールハウスに向かう際、ハウスの中から現れたクマに襲われた。クマはその場から立ち去った。ハウス内には米ぬかや肥料が保管されており、荒らされた形跡があった。
 女性から連絡を受けた家族が119番。女性は秋田市の病院に搬送された。
 現場は北東に山林が広がり、住宅が点在する地域。南に約300メートルの地点には奥羽山荘がある。
 現場の民家に住む農業男性(29)は「寝ていたら女性の叫び声が何度も聞こえた。外に出たら、女性が頭から血を流してぐったりとしていた。周囲でクマを目撃したと聞いたことはあったが、まさかここまで入ってくるとは思わなかった」と驚いていた。
 人身被害の発生を受け、県は15日、大仙市の県仙北地域振興局で緊急対策会議を開き、市や警察、猟友会などと今後の対応を協議する。

 

R01.07.20

クマに脚かまれる 農道散歩中の男性、湯沢市

 19日午後5時ごろ、秋田県湯沢市松岡字中田の農道で、犬の散歩をしていた近所の男性(75)がクマに右脚をかまれ、全治3週間のけがを負った。命に別条はない。
 湯沢署によると、体長約1メートルのクマが山中から現れ、農道にいた男性を襲った後、逃げた。携帯電話で男性から連絡を受けた家族が車で市内の病院に搬送した。現場から近くの民家まで約190メートル。

 

R01.05.01

山菜取りの女性、クマにかまれけが にかほ市の山林

 1日午前6時ごろ、秋田県にかほ市院内字此木山の山林で、山菜採りをしていた由利本荘市西目町海士剥字御月森の女性(70)がクマに襲われ、右腕などに全治2週間のけがを負った。命に別条はない。県内で今年、クマによる人身被害は初めて。

 由利本荘署によると、女性が体長約1メートルのクマを発見し、同行していた夫に知らせようと「クマだ」と叫んだが、クマが近寄ってきて右腕をかまれるなどした。クマはその後、林の中に去って行ったという。女性は夫の運転する車で由利本荘市の病院へ行き、手当てを受けた。

 現場は院内小学校の北東約1キロで、直近の民家まで約300メートル。同署がパトカーで現場付近を警戒したほか、にかほ市は市民に注意喚起のメールを送信した。