H31.04.14_森の学校 しいたけ植菌体験
数日前に元乃木坂46の生駒里奈さんが訪れていた秋田県立中央公園。
私もやってまいりました。もちろん生駒さんはいませんでした(笑)
秋田わか杉国体(平成19年)の時は生駒さんはマスゲームにダンサーで出ていたそうです。私はピストン輸送バスの駐車場係。
陽の当たる道を歩く人間と、影ばかり歩いてきた人間の違いを思い知らされます…。
私の目的は、この公園の向かいにある秋田県森林学習交流館・プラザクリプトンで開催の、森の学校 しいたけ植菌体験に参加することです。
秋田県の人口減少云々が報道で言われておりますが、こういった自然学習系のイベントには参加者が多数集まりますね。今日も2歳児から80代まで50人ほど参加していました。素晴らしいことです。
どうりで我々のライバルであるマイタケマンも全然減らない訳ですね…。
♦「しいたけ」の語源
諸説あるが、以下の二つが多い
①椎の木になるから?と思いましたが、 椎の木にはほとんど成らず、クヌギやナラの木が一般的とのこと。
②季節に関係なく発生するから四季茸が訛って「しいたけ」となった。という説もある。
♦しいたけ栽培の起源
大分の炭焼夫(松下源兵衛)が、炭焼き残材に多数のしいたけが発生しているのを見つけ、栽培を思いついた。クヌギの原木に鉈で傷をつけ、いつの日か浮遊しているしいたけ菌が鉈目に付着するのを待つという方法であった。江戸時代初期から大分県の県南部においてはしいたけの栽培が行われていた。
【菅原徳蔵所長あいさつ】
みなさんおはようございます。
昨日に続いてですね、今日しいたけ植菌2回目になります。
あの、応募が非常に多くてですね、みなさんの要望に応えるためにですね、2回目開催しております。
昨日より非常に天気も良くてですね、非常に良かったなと思っています。
2019年の森の学校の一環でもある開催でありますけども、平成も終わってですね5月1日から令和の時代がスタートするということで、森の学校もですね、これを機にですね、心機一転、内容を充実させたいというふうに思っています。
で、あの、先ほどあのみなさんにチラシお配りしたんですけれども、バスツアーを一回ですね昨年より増やしまして、年間14回開催する予定にしてあります。詳細については、チラシを後でゆっくりご覧をいただければと思います。
で、文字通りですね、平成最後のしいたけ植菌になります。縁起も担いでですね、大切に育ててたくさん肉厚のですね、おいしい椎茸を出していただければと思います。
最後ですけどもちょっと怪我の無いように、機械も使いますので怪我のないように、お互いに声を掛け合ってですね、楽しく植菌体験をしていただければと思います。今日はよろしくお願い申し上げます。
♦用意するもの
・コナラのホダ木(φ12センチ程度、長さ90センチほどのもの)
・マジック
・長さ90センチの板(目印版として使う)
・電動ドリル、ビットφ9.2ミリ×深さ3センチ
・シイタケ種菌 発生温度は7~20度、秋と春の二回出るタイプが簡単
・木づきか金づち
・作業台(あれば便利)
・ホダ木を立てかける場所
♦作業
①90センチの原木にの断面(片方のみでよい)に、*(アスタリスク)を書くように、三本の直径ラインをマジックで入れる。結果60度間隔の打ち込みラインができる。
②90センチの原木の樹皮の面に、打ち込みラインに沿い、15センチ間隔で電動ドリルで5か所穴をあける。
③原木を60度回転させ、千鳥になるように②同様に6か所穴をあける。
※穴の数は5か所×3、6か所×3で合計33か所になっている。
④空けた穴に種菌を小づち又は金づちで打ち込む。樹皮面と種菌がフラットになるようにする。凸凹はダメ。
※打ち込んだ後にロウを塗るとよいと書かれている種菌の説明書もあったが今回は特に指示はなし。
⑤仮伏せを行う。雨が当たらず、かつ風通しの良い軒下などに約1カ月。ホダ木の下に細い棒を敷いて、ホダ木が地面につかないようにする。切口に白い模様(菌糸紋)がでてきたらとる
⑥本伏せを行う。直射日光や西日の当たらない場所。はさ掛けのような感じで。
⑦梅雨~夏期は、雑草や低木を刈り払い、通風を良くする
⑧7月中旬頃と9月中旬頃、ホダ木の天地返しや積み替えを行い、菌糸を均一に成長させる
⑨キノコの芽が出る秋には十分散水する
⑩ホダ木を叩いて振動を与えるなど、刺激を与えればシイタケが良く生える
♦収穫
今春に植菌したしいたけは、作業⑥~⑩を丁寧に行っていれば、次の年の秋には立派に生えてくる。但し木の太さによる。細い木の方が早く生える。
その翌年から春と秋の二回発生するようになる。一般に4~5年は発生する。次第に春には出ても、秋には出なくなったりする。
と、いろいろ聞いてきましたが、しいたけは条件が良ければ放っておいてもかなりの確率で生えてくると聞いたことがあります。
だから、ベランダや、カーポートなんかで栽培されている方も多いんですよね。
私も西陽の当たる部屋ですが、ベランダで育ててみたいと思います。
電動ドリルを使う部分と、ホダ木の重さに気を付ければ、女性、高齢者、子供でも楽しめると思いますので、こういう遊びもいかがでしょう?
では、一年半後をお楽しみに!