2016-05-22 ある夏の日の午後 源流にて イワナは釣れるだけ釣った。太陽は憎らしいほど私を照りつけ、ヒグラシの声はこれでもかというくらい今日という日を叫んでいる。クソ暑い。枝沢から水をくみ、それを一気に飲む。最高に旨い。一瞬さわやかな風が顔をかすめる。幸せだなぁと感じる。経験で得た幸せは一生心に残る。対してお金で買った幸せはお金が無くなれば消えてしまう。本当の幸せとは一体何なのだろう。そんなことを考えながら、今日も背中のイワナとともに家路につく。