白子森造のブログ

①山に行って楽しむべし、②温泉で身体を休めるべし、③しょっぱい食べ物で塩分を補給すべし、④家に着いたら昼寝すべし。是、究極の休日の過ごし方成り

H25.10.19_【軽登山】晴れの甑山

最高気温19.9℃ 最低気温5.8℃ 
降水量の合計--mm 
日照時間9.4時間 
最大風速6.8m/s 風向南東 
平均蒸気圧9.4hPa 平均現地気圧1027hPa 
天気概況(昼:06時~18時)晴時々薄曇 
平均雲量(10分比)5.8

秋田と山形の県境にある甑山に、軽登山仲間三人組で行ってきた。
本当は10/12に行く予定だったが、台風の影響で、風雨が酷かったので、今週に延期となった。

延期は大正解!雲一つない青空で、朝六時の秋田市出発から帰路につくまで、ずっと鳥海山が見える状態だった。

甑山のコースは、林道→名勝沼→コル→女甑山→再度コル→男甑山→林道というルートである。

この甑山はなかなか急坂か続いており、健脚者向きと聞いていた。
私もあまり脚力に自信がある方ではないが、日頃のマイタケ狩りで鍛えた脚力がまだ残っていると信じたい。

林道から名勝沼まではほとんどフラット。途中小さな沢を渡るが、危険な場所は皆無。

ウィルソンカツラという名木もあり、散歩程度に楽しめる。



【名勝沼


勝沼からコルにかけては少々の登りとなる。
これも多少キツイかもしれないが、息が切れるほどではない。
もちろんザイルなんかは必要ない。

コルにつき、少し女甑に向かうと、女甑を見上げるようになる。
段々坂がキツくなってきて四つん這いになることもある。


女甑山の山頂からは、鳥海山はもちろんのこと、秋田駒ヶ岳、月山、岩手山まで見えた。

鳥海山


【右の雪が積もっている山が月山】


さすがに、太平山地や男鹿真山までは見えなかったが、この時期にこれだけの天気に恵まれるとはありがたいことである。

ブナが多いので、黄葉がキレイだと思うが、まだ時期的に早かったのか、ピークにはもう少しかなという感じだった。

少し早い食事&コーヒータイムを終え、せっかく登った急坂をまた下りる。
よくこんな急坂を登ってきたもんだと思う。



コルに戻ると、登山客が結構多い。
この甑山、最近人気が出てきたというのも頷ける。
マイタケ狩りではほとんど誰とも会わないことが多く、会ってもせいぜい2~3人なので、人の多さに若干戸惑う。

秋田県の人口が105万人を切りそうだと地元の新聞に載っていたが、山は過密化である。
鳥海山秋田駒ヶ岳栗駒山なんかでは秋田弁以外の会話が普通に聞こえ、人の数は造られた観光施設より遙かに多い。

さて、男甑山を目指す。

女甑山に登った後なので、急坂も簡単に感じる。
先に男甑山に登っていたら、辛い坂に感じていただろう。

ほどなく山頂に着く。
こちらからは神室連峰側を臨む。
男甑山のシンボル、烏帽子岩


私にはこれが男根と見えるが、仙人のように俗欲のないやま○わ氏には拝んでいる修道僧に見えるという。
さすがである。


帰り道はキノコを探しながら…と思ったが、既に先行者が探した後だったようで、あまり期待が出来なかったのでゆっくり風景を楽しみながら下山する。

途中で見つけた山葡萄はや○かわ氏が収穫したが、いずれジャムになって私の元にやってくると思われる(笑)


車止めに着く頃には登山道は大名行列に!


温泉は鳥海山荘にて。
入浴料は350円。少々混んでいたが、露天風呂もあり、広いので比較的ゆっくり楽しむ事ができた。
食堂も完備しているので、家族連れにもいいかもしれない。

ラーメンを食べ、家路につく頃にはすっかり日も暮れ、月に照らされる鳥海山が薄く少しだけ見える。

こうして男3人組の登山は終了。
なぜか分からないが、軽登山はこの男3人組で行くことが多い。最初は男だけで行くとオーバーペースになるからと、ゲストの若い女性を入れていたのだが、最近は男三人組ばかりである。

「三人の旅人たち(ジョーン・エイケン著)」にもあるように、3人というのは何かとバランスが良いのかもしれない。

次回、いつどこに行こうという約束はせずに、3人はそれぞれの家に帰りましたとさ。