白子森造のブログ

①山に行って楽しむべし、②温泉で身体を休めるべし、③しょっぱい食べ物で塩分を補給すべし、④家に着いたら昼寝すべし。是、究極の休日の過ごし方成り

H25.09.29_マイタケ2Days(二日目)

最高気温26.6℃ 最低気温14.4℃ 
降水量の合計--mm 
日照時間9.8時間 
最大風速6.9m/s 風向南東 
平均蒸気圧14.8hPa 平均現地気圧1018.2hPa 
天気概況(昼:06時~18時)晴一時薄曇 
平均雲量(10分比)5.5


マイタケ二日目は少し作戦を変えてみる。
一日目に行った場所はライバルが多すぎて、ほぼ全てのミズナラの木に足跡が付いていた。
これでは勝負にならないと、もう少し山奥に入ってみる。

その山奥には以前、マイタケ狩り以外の目的で入山した。
その際、偶然マイタケの残がい(ナガレ)を見つけたので、その周辺を探せばマイタケにあたると確信していた。

これがその残骸



ということで、車止めから3時間以上かけ、目的地に到着した。

…あれ?何かが違う。
以前見たときと印象が違うのだ。
当時見たマイタケの残がいの印象が強烈で、その場所の印象が美化されてしまったのかもしれない。

自分の頭の中の印象から数段下の林相である。いかにも痩せ尾根といった感じで、ミズナラも全体的に細い感じだ。

お察しのとおり、マイタケのマの字も見当たらない。(トンビマイタケの腐ったものはあったようだが…)

これではいかんということで、急きょ作戦を変更。

車止めまで戻る途中で、太いミズナラがあったら、その周辺を探すことにする。

一日目はとても食べられないようなマメしか発見できず、二日目も自信満々で山奥地まで行ったのに全く採れず、ひょっとしたら二日間ただの散歩になってしまうのではないか…危機感が芽生え始めた。

世間はマイタケ大豊作!と大喜びしているのに、自分だけボウズで家路につくのは何とも言えない寂しさがある。

山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」とはこういうことなのか?いや、違うな。
とどうでも良いことを思いながら道無き道を歩く。


ここはどうにかせねば…

ミズナラの木を手当たり次第に探す。
ほどなく、ナラタケみたいなキノコを発見。
たぶんナラタケだとは思うか、まだキノコ初心者なので、確信が持てないキノコはすべてスルー。


次に見つけたのは旨そうなツキヨダケ!(食べられませんよ~)


その次に見つけたのは、オレンジ色のまぶしいマスタケ


なんか、徐々にキノコが濃くなってきた。これならマイタケも期待できるかもしれない。

そう思って、さらに探していると、ヤマカガシがこちらを見ている。
私と目があっても全く逃げる気配はない。それどころか、リラックスして日光浴を楽しんでいるようである。

と、ヤマカガシが私に話しかけたような気がした。

「よう来たな、そのミズナラの下の方を見てみな、マイタケあるで。」


言われたとおり(?)すぐそばのミズナラの木の下を見てみると…

あった、ありました!!!!!

写真ではわかりにくいですが、なかなかのサイズの株です。


マイタケはちゃんと私を待っててくれた。ちょうど食べ頃の状態で。

「マイタケの舞」をやりたかったが、急斜面で滑落の危険があるため中止。

きれいな写真を撮りたかったがそれもなかなか難しい。一眼レフなど夢のまた夢。

そして、そのすぐ近くでも3株発見!!!!


とりあえず、獲物を少しでも平らな場所に移動し、風呂敷に包み、ザックに収納。

帰り道はマイタケの心地よい香りと、収穫があった充実感でとてもいい気分であった。

ちなみに帰りの田沢スーパー林道で駐車しているクルマは一台もなし。つまり私が最後。

最後まで頑張ったご褒美ということでしょう(笑)

マイタケ初心者ながら、やっと成果を上げることが出来ました。大豊作でなければボウズだったかもしれませんが…。

また来年チャレンジして、それでも成果があれば、ホンモノかもしれません。